第13回 新宿区民医療公開講座

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11月30日(土)に、牛込箪笥区民ホールにおいて、新宿区と新宿区医師会との共催、新宿区町会連合会の後援による「第13回新宿区民医療公開講座」が開催されました。
今回も吉住健一・新宿区長をはじめ、多くの方々にご参加いただきました。新宿区町会連合会からは、大熊会長が登壇し開会の挨拶を行いました。

 

開会の挨拶を行う大熊会長

今回のテーマは、「ほんとうは怖い『歯周病』と『鼻の病気』」。身近な病気ということもあり、普段の医療公開講座にも増して多くの方々にご参加いただき、講師の先生のお話に熱心に耳を傾けていました。

 

「歯周病」についてお話いただいたのは、慶応義塾大学病院の中川先生です。歯周病を原因とする口の中の炎症は、血管を通じて全身に回るのだそうです。例えば関節リウマチ、大腸がん、アルツハイマーや糖尿病、肺炎や喘息といった疾病は、歯周病と互いに関連があり、双方向に影響している病気だとの説明がありました。また日々の歯磨きの大切さについて説明され、多くの方が関心をもって聞いていました。

次に「鼻の病気」について講演いただいたのは、東京医科大学の矢富先生です。矢富先生からは、アレルギー性鼻炎の患者は年々増え続けていること、また10代~20代ではハウスダストアレルギーの患者、30代~50代ではスギなどの花粉症患者が増加しているとの説明がありました。

新宿区民医療公開講座は今回で13回目を迎え、今回も多くの皆さまの健康へ意識の高まりを感じることができました。今後も地域の皆さまのお役に立つ講演を開催して参ります。