『新宿を冷まそう!打ち水大作戦!!』2017レポート

平成29年8月23日

新宿区町会連合会では、7月20日から9月15日までの毎週水曜日に、『新宿を冷まそう!打ち水大作戦!!』と題し、地球温暖化対策に取り組んでいます。

今回は、8月23日(水)午後4時から行われた、中落合一丁目みどり町会の『新宿打ち水大作戦』をご紹介します。

中落合一丁目みどり町会は、中井駅前商店街を中心に、長年打ち水等の環境活動を活発に行っています。この日も、婦人部やリサイクル部のメンバーを中心に、多くの方々が集まりました。

『新宿打ち水大作戦』の当日は焼け付くような暑さでした。路面の温度を計測すると、表面温度は40度を超えていました。
そして午後4時、暑い中お集まりいただいた皆さんは、早速バケツやひしゃく、じょうろなどを持って一斉に打ち水を開始しました。

またたく間に、駅前通りは水で浸されたようになりました。新宿区環境対策課から借りてきた『赤外線温度計』で、打ち水前と後の道路表面温度を比較してみました。

打ち水前には41.1度もあった路面の温度が、打ち水後には28.9度になり、約12度も温度が下がりました。

打ち水後、濡れた路上はひんやりと涼しくなっていました。そして、辺りに充満していた蒸し暑い熱気も消え去り、商店街にはさわやかな風が流れ込みました。
商店街を吹き抜ける風が、心地よい涼しさを伝えてくれます。

そして打ち水は、環境にやさしいのはもちろんのこと、街のコミュニティ意識を高めてくれます。
中落合一丁目みどり町会では、『新宿打ち水大作戦』の他にも「路上喫煙禁止キャンペーン」や「資源集団回収」といった活動を活発に行い、町内の環境保全とコミュニティの醸成に貢献しています。

打ち水は、江戸時代より続く環境にやさしい日本独自の文化です。
新宿がより環境にやさしい街になりますよう、皆さんも打ち水で新宿を冷やす『打ち水大作戦』にご協力ください。