特色と概要

若松地区町会連合会は、昭和40年4月に若松地区の町会・自治会が、「相互に交流を図り、連携し、一層の向上発展を期する」ことを目的として結成された。

以来、37年間、六代にわたる各期の連合会長のもとに足並みを揃え、 行政機関とも協力し若松地区の発展に向けて各種活動を展開してきた。

若松地区は、新宿区のほぼ中央に位置し、23区内で一番高い箱根山がある。

面積は、1.57平方キロで、区内では6 番目であり、約15,000の世帯によって形成されている。 歴史的には、かつて尾張徳川家屋敷をはじめ、武家屋敷や寺社があり、明治・大正時代には、小泉八雲・坪内逍遥・永井荷風等文化人が好んで居を構えた地域である。

地区内には大規模施設が多く、都立戸山公園、国立国際医療センター、早稲田大学戸山キャンパス、学習院女子大学、総務省統計局、 東京女子医大等がある。

地区内は閑静な住宅地を形成しているが、各所に商店街があり、生活に便利な地域である。平成12年には、地下鉄大江戸線が開通して若松河田駅が出来、交通の便もよくなった。

現在、若松町・河田町地区、西富久町地区で大規模なまちづくりが進んでいる。平成14年5月には、放射六号線(余丁町大通り)が完成し、盛大な祝賀パレードが行われた。

また、平成14年4月には、市谷台町の住居表示が地域住民の協力を得て実施され、若松地区の住居表示実施が完了した。

地区内には16の町会・自治会があり、四季折々を通じて、まつり、スポーツ大会、親睦旅行会等が盛んであり、地域内の美化清掃・防災・防犯・交通安全等の活動も活発に行われている。平成14年9月1日の新宿区総合防災訓練では、東戸山小学校が重点会場となり、自治会等地域住民による東戸山小学校避難所運営管理協議会と区・ 消防等関係機関が連携して、大規模な防災訓練を実施した。

平成8年5月に完成した若松地域センターは、地域住民のコミュニティ活動の拠点であり、平成13年10月には、1ヵ月に及ぶ開館5周年記念芸術祭が行われた。

このように、地域全体が活気に満ち、発展を続けているのが若松地区の特色である。